レジン造形とは

※ 画像はシリコン型に鉄線を入れてテントウムシの足を制作しています。

比較的小さな造形や模型を作るときに、2液混合のポリウレタン樹脂(レジン)をシリコン型に流し込んで成型をする技法等があります。

何かの複製も出来ますし比較的簡単に量産することも可能です。

作る物により原型やシリコン型が必要になってきます。

 

他にもUVレジン・エポキシ樹脂など透明な製品を作るレジンもあります。

 

画像のように樹脂を流し込む時に、道筋となるラインも一体で硬化して出来上がります。ラインは後にカットして製品の形を整えていきます。

 

原型・シリコン型も作ることが出来ると、オリジナルのアイテムを低コストで制作する事が可能です。

フィギュア等もそうですが、複雑な形状のパーツは分割して作り、後で組み立てます。 このあたりはプラモデルと同じです。

 

※原型・シリコン型を作る工程はここでは省きます。

クリアレジンに着色して翡翠調の置物を量産しました。

 

塗装仕上げで完成した てんとう虫【ナナホシテントウ】のマグネットオブジェ

オリジナル商品  大きさは体長90mm 

 

紋章 フルードリス  (ミス・パリ)

レジンの加工法は、手芸の中では浸透してきているように感じます。ネットサイトでも情報は多く、また最近ではUVレジンが少量ではありますが、100円均一などでも手に入ります。しかしながら、広告(サイン)業界においてはまだまだ未発展です。

一般市場に無い演出方法は、お客様の評価も高く目を惹きます。

現状では平面的な演出方法に比べてコストが高く感じられるかもしれませんが、絵画の額縁の様に起伏のある装飾による演出で付加価値が上がる事を考えると、3D的な演出は無くてはならない存在になってゆく事でしょう。

 

また、この技法は資本投資や資格が要るものではなく、どなたでも立体的な感覚を養う事ができ、工芸品や美術品を含め他の産業製品を見る知識にも繋がると感じます。